令和4年の、県内からの長岡市への転入者は3,055人、県外から長岡市への転入者は3,378人、一方で、長岡市から県内への転出者は2,779人、長岡市から県外への転出者は4,073人となっています。20~24歳の県外への転出者は1,317人と、毎年、多くの若者が就職等のため、長岡市から県外へ転出しています。
長岡市の減少を止めるためには、若者が県外に出なくても、長岡市内で、自分の能力が十分に発揮でき、成長が実感できる仕事を創出すること、また、子育て世代や、これから定年を迎える世代のUターン、Iターン先として長岡市を選んで頂くことと考えます。
若者の働く場については、次の第二の柱で説明します。
子育て世代のUターン、Iターンについて、農業が武器である長岡市の特色を活かし、安全で子供の成長によい給食を提供すると共に、第三の柱で説明する特色ある教育、課外活動等を提供し、かつ、第四の柱で説明する生活費の低減により、子育て世代のUターン、Iターンを促進します。特に、長岡市内でも子供の減少の著しい地域へのUターン、Iターンについては、空き家を市で補修して、移住してくださる子育て世代へ無償で提供します。
これから定年を迎える世代に対しては、定年後のセカンドライフでの収入源の提供、コミュニティ参加、高齢者となったときの施設等の状況を、積極的に広報・宣伝し、長岡市では、健康で豊かな長生きができることを伝えていきます。長岡市は首都圏他へのアクセスに優れ、長岡市に住みながら都会に居た際の様々な余暇が、容易に楽しめることも伝えていきます。
この世代が戻ってくることで、彼らの持つビジネス等の経験・知識、パイプを長岡市内の産業が活用できると共に、人手不足の解決手段となると考えます。
また、若者、子育て世代、定年世代が、長岡市に来ることにより、首都圏の人口集中が緩和され、更に、子供を産んだり、育てたりが難しい合計特殊出生率が一をきる都会から1.2を超える新潟県への人口の流入で、結果的に長岡市の人口の減少を抑えると共に、日本全体の人口問題の対応に貢献でき、バランスの取れた日本の発展に貢献できるものと考えます。
長岡から他の街へ移り住んだ人が帰りたいと思った時に戻りやすいよう体制を整えることに力を注ぎます。少なくとも今、長岡で育った子供たちは学校を卒業すると皆さん県外へ出ます。私はむしろ若いうちは東京に行ってもいいし、海外に行ってもいいと思います。外の世界でたくさんの経験を積んで成長して欲しいです。
むしろ私たちは、自分の夢や目標を持った若者を応援しなければなりません。とことん挑戦し、経験し、多くの出会いを重ね、自分のやりたいことを実現すべきでしょう。
挑戦する人も支援していくべきだと思います。一方で、外に出たけどうまくいかなかった方も大勢いらっしゃる。その時、故郷にいつでも戻ってきて、何度でも次の挑戦への応援を惜しまないまちにします。
若者だけではなく、これから定年退職を迎える世代も、セカンドライフとして再就職先を見つけられるように支援すべきです。これは市内外問わずに挑戦する人を応援することが重要です。たとえば、退職後に農業を始める方は結構いらっしゃいます。農家の方に指導してもらいながら、首都圏の退職者に戻ってきて頂き農業を行って頂くのも一案です。田んぼが多いので環境は十分に整っています。